心のコントロール

Girl so sad

専門用語というのは、病気や薬に関することに限らず何でも難しいものですが、特に病気については、病名だったり薬の名前だったり、なかなか字を見ただけでは分からないような物が少なくありません。たとえば、ココで取り上げる双極性障害という病気もその一つだといえるでしょう。双極性障害とは、簡単にいえば心の振れ幅が大きくなりすぎてしまう病気のこと。もう少し具体的にいえば、心がひどく落ち込んでしまったり、理由もなくはっちゃけてしまったり、という状態に置かれてしまうことです。二つの「極」を振り子が揺れ動くように移動して、安定しない病気のことです。
健康なときは、嫌なことがあれば落ち込むし、嬉しいことがあれば多少はしゃいでしまうというように、理由があって心は動きます。しかし双極性障害になってしまうと、ある時期はひどい鬱状態が続き、それ終わると今度は際限なく明るく、威勢がよくなってしまう躁状態になってしまう、ということになります。

何とも厄介な病気のように思えますが、双極性障害は薬で治療することが可能です。少なくとも、二つの極を行ったり来たりという落ち着かない状況を、安定させることができます。その名も気分安定薬という薬が使えるほか、抗精神病薬という薬も使われます。
気分安定薬は乱れがちな心を鬱でも躁でもない状態に留める効果があり、抗精神病薬は心が病むことで起こる精神の異常を抑える効果があります。
2種類の薬をバランスよく使うことで心をコントロールし、乱れないようにすることで、双極性障害の症状を改善させることができるのです。